JICA事業 IUH教員団が岩手で集中研修!

国際協力機構(JICA)の普及・実証・ビジネス化事業の一環として、弊社村上商会が受託する「ベトナム国自動車産業における技術者及び技能者育成プログラム」の本邦受入活動が、10月27日から7日間にわたり実施されました。

ベトナムホーチミン市工業大学(IUH)自動車工学部のVo Tan Chau副学部長他教員5名が来日し、日本の高専教育モデルと先端技術、そして製造業の規律を学ぶ集中研修に取り組まれました。
研修の中心は、高専教育モデルに基づく電気自動車キット「PIUS」の活用方法です。

初めに弊社一関事業所において、先行車両開発や品質管理の現場を視察いただきました。教員団の皆様からは、日本の高い職業倫理と専門性に深く感銘を受けた旨の感想をいただきました。

今回の訪問のメインである一関工業高等専門学校では、自動運転PIUS(Type Edge)を用いた自動運転の基礎実習を体験し、車両システム(操舵、制動、モータ)の制御やロボットと自動運転のクルマとの関係など、基本的な知識を習得されました。

さらに、岩手県北上市のクルマの分解展示場に移動し、実車両の分解見学を通じてEV化に伴う部品点数の減少やソフトウェア品質保証(QA)の重要性など、次世代自動車技術について議論しました。

最後の視察場所として、東京で開催されているジャパンモビリティショーを見学し、最新の電動化技術や自動運転技術の動向をつかんでいただきました。

今回の訪問のまとめとして、JICA 民間連携事業部責任者 斎藤聖子様 他関係者も交えて、「本邦受入活動報告会」が村上商会東京本社で開催され、研修報告とともに今後の展開などについてもベクトルを合わせました。

弊社社長の村上からは、「IUH教員団の皆様には日本の現場視察を通じ、JICA提供の電気自動車キットPIUSの活用方法について明確なイメージを持っていただけた」との報告がありました。

本事業においては、教員団の方々にはカリキュラム改善に向け継続的な協力に強い要望があることから、引き続き指導教員育成プログラムの質を向上させ、ベトナムにおける実践的な人材育成モデル確立に貢献して参ります。

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