JICA事業 令和7年度成果報告会を開催しました。

~ EV教材「PIUS」を活用した技術者育成プログラム、ベトナム・ホーチミン市工業大学のシラバスに正式導入 ~

株式会社 村会商会、独立行政法人 国立高等専門学校機構 一関工業高等専門学校(一関高専)、八戸工業高等専門学校(八戸高専)、公益財団法人 いわて産業振興センターなどが連携して進めておりますJICA(国際協力機構)の「ベトナム国自動車産業における技術者及び技能者育成プログラム普及実証・ビジネス化事業」の令和7年度成果報告会が一関高専を会場に開催されました。

本事業は、分解組立式EV(電気自動車)教材の「PIUS」を用いた教育プログラムをベトナムへ導入し、同国の自動車産業の未来を担う高度技術者を育成することを目的としています。

■事業概要と成果報告
初めに、事業の業務主任である、弊社 シニアマネージャーの菊地より、本事業の概要と令和7年度の成果について報告されました。

今年度の活動では、ベトナムのカウンターパートであるホーチミン市工業大学の教員へ向けた、『現地指導者セミナー』を実施しました。
さらに、同大学の教員5名を日本に招き、一関高専での実習や岩手県内企業の視察など実践的な研修を行いました。
これらの指導者育成の取り組みが実を結び、今年1月には同大学自動車工学部のシラバスに「PIUS」の教育プログラムが正式に導入され、現地での授業開始という大きな成果を上げました。

最終年度となる次年度は、ベトナム北部地域への普及展開を図るとともに、大学内に共同研究室を設置して長期的な技術移転と教育事業のビジネス化を推進していく計画です。

■各連携機関からのコメント
成果報告に続いて、各連携機関から次世代モビリティ分野のベトナム展開における今後の展望について力強いコメントをいただきました。

・一関高専 小林淳哉校長
 事業終了後を見据え、私たちが培ってきた自動運転などの知見をベトナムへ展開していきたい。

・岩手産業振興センター 鈴木俊克様
 県内での自動車部品分解展示研修を通じた交流を活かし、両国や世界の自動車産業の発展を支援したい。

・八戸高専 秋田敏宏准教授
 専門家として協力してきたが、事業終了後もこの枠組みを継続し、双方が成長できる形にしていきたい。

・一関高専 藤原康宣教授
 高専でのEVや自動運転関連の授業がベトナム側教員にも好評だった。来年度は現地で実際に授業を行う予定であり、楽しみにしている。

「PIUS」を中心としたこの産学官連携の枠組みにより、ベトナムの自動車産業の発展と、グローバルに活躍する次世代モビリティ技術者の育成に大きく貢献していくことを目指し、引き続き活動してまいります。

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