JICA事業キックオフセレモニーの様子がTV放送されました。

9月10日に一関工業高等専門学校において「ベトナム国自動車産業における技術者及び技能者育成プログラム普及・実証・ビジネス化事業（中小企業支援型）」のキックオフセレモニーが開催されました。

本事業は、2017年10月から2018年11月に実施されたベトナムの工業教育分野における開発技術者及びものづくり人材育成プログラムに係る案件化調査を経て、2019年8月に独立行政法人国際協力機構（JICA）の支援事業に採択されたもので、コロナ禍で一時中断されていましたが、本年5月にベトナムとの契約が締結し、ベトナム・ホーチミン市立工業大学で行われた「自動車産業向けエンジニア・技能者育成PIUSプロジェクト」の発足式を皮切りに、改めてスタートしました。

EVキットカーPIUSを活用した日本発教育システム「岩手モデル」の事業化を目的に、一関工業高等専門学校、八戸工業高等専門学校、いわて産業振興センター、外部コンサルタントとして株式会社フォーバルの協力を得て、ベトナムのホーチミン市工業大学を中心に行う、ハノイ工業大学、サオドォ大学、ヴィエトフン大学でのベトナム版教育プログラムの開発と指導技術の実証を踏まえ、開発した教育プログラムをその他の工業系高等教育機関や民間企業へと展開していく予定です。

今回のキックオフセレモニーでは、弊社村上商会をはじめ、関係機関である国際協力機構（JICA）、一関工業高等専門学校、八戸工業高等専門学校、いわて産業振興センター、株式会社フォーバルから関係者の皆さまに出席いただき、ごあいさつをいただくとともに、本事業の業務主任者である弊社菊地より事業概要とPIUS教材について説明がなされました。

このプログラムでは、講義を聴くだけでなく、PIUSを自分で分解・組立することで、より実践的なスキルを身につけます。５S、カイゼン、安全管理など生産現場で必要な要素をすべて統合した本物志向の教材により、体験的に学ぶことができます。村上グループは、このプロジェクトを第一歩として将来のベトナムの電気自動車産業の発展に寄与して参ります。

〇キックオフセレモニー（in一関工業高等専門学校）