3月3日(水)に一関工業高等専門学校にて、厚生労働省 地域創生人材育成事業 次世代産業向け事業 EV人財育成コース「2020年度成果報告会」が開催されました。
この事業は2018年度から3か年の事業で、本年度が最終年度となっています。
大きく3つの取組があり、「いわてEVアカデミー」では自動車関連のエキスパートを講師に、EV関連の各種講座と実践編としてPIUSの分解組立によりEVの構造の理解を深めるカリキュラムが組まれ、好評を博しました。
「EVミニアカデミー」では5SやPDCAなどモノづくりの基本をPIUSの分解組立実習を通して学ぶもので、岩手県内工業高校にて実施されました。また、「EVミニアカデミー」を受講した生徒達が、自分たちで教え方を工夫して後輩や中学生に指導するアクティブラーニングの実施でその成長ぶりを示しました。
「次世代モビリティR&Dアカデミー」は企業の課題を企業と学生が一緒になって解決に向け取組み、教員がメンターとして支援するもので、毎年多くの成果が生まれました。
今回の成果報告会はコロナ感染症対策として、会場への入場者数を絞り、Webでのリモート参加や、後日Youtube配信する形で開催されました。
主催校である一関高専の吉田校長のあいさつに続き、岩手県商工労働観光部ものづくり自動車産業振興室室長の瀬川様から来賓として挨拶がありました。
この事業の成果と「次世代モビリティR&Dアカデミー」の各テーマの実績についての報告や県立黒沢尻工業高校での「EVミニアカデミー」について学生が取り組んだ内容、感想が盛り込まれたビデオ放映がなされました。
最後に瀬川室長から、「岩手県のものづくり産業の現状と展望」~加速する電動化の動きを踏まえて~と題して、大変参考になる講演があり、閉会となりました。