「次世代モビリティハイスクール」が開講しました。第1回は千厩高校で開催!
『令和4年度次世代モビリティ社会を担う自動車関連高度技術者育成プログラム』事業について、岩手県より一関工業高等専門学校が委託を受け、そのプログラムの一つである「次世代モビリティハイスクール」が、岩手県立千厩高等学校で、7月25日から二日間の日程で実施されました。
初日は、工具の使い方や実習のやり方について説明を受けた後、参加生徒23名が二班に分かれて、PIUSの分解と組立の実習に取り組みました。組立後の動作確認では電源が入らず、再度見直しを行ったり、ねじが1本行方不明となったりのトラブルが発生し、そのことが逆に良いものづくり体験の場になったと思われます。
二日目は、前日組み上げたPIUSに試乗し、EVならではの運転フィーリングを体験しました。運転中にも歓声が上がるほど、喜びにあふれた光景が見られました。
試乗した後は、自動運転のしくみの講義やセンサを使用した実験によって、自動車分野におけるDXについての理解を深めました。
最後に、一関高専荒木校長認定のジュニアエキスパート認定証が手渡され、閉講となりました。
講義や机上での実験と合わせ、体全体を使ったEVの分解・組立体験によって、参加者にとってより鮮明に記憶に残る講座になったと思われます。閉講式でも千厩高校の先生から、良い体験になったとのコメントが得られました。
「次世代モビリティハイスクール」は引き続き、岩手県立花北青雲高等学校、岩手県立釜石商工高等学校で開催されます。